【2026年最新】iPhoneで遺言書アプリを使うなら必読!おすすめ5選と法的に有効にする方法

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終活

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【記事内容を動画で解説】

遺言書アプリはiPhoneで使える?知っておくべき基礎知識

「遺言書を書こう」と思い立ったとき、専門家のもとへ出向いたり、難しい法律書を開いたりしなければならない時代は終わりつつあります。今やiPhoneひとつで遺言書のひな形を作成できる「遺言書アプリ」が複数リリースされており、終活への入り口として注目を集めています。

遺言書アプリとは、スマートフォン上で遺言書の文案(ひな形)を作成するためのアプリです。チャット形式の質問に答えるだけで、法律的な形式に沿ったひな形が完成します。

ただし、重要な前提があります。アプリ上で作成したデータそのものは、法的に有効な遺言書にはなりません。自筆証書遺言として法的効力を持たせるには、アプリで完成した文案を「すべて手書きで紙に書き写し、署名・捺印する」作業が別途必要です。

日本で費用をかけずに遺言書を作成できる方法は自筆証書遺言のみですが、全文を手書きする必要があるため、一から書き起こすのは容易ではありません。遺言書アプリは、その煩雑さを解消するための「下書きサポートツール」として有効です。なお、被相続人の約9割が遺言を残さないまま亡くなるという指摘もあり、アプリをきっかけに遺言作成のハードルを下げる意義は小さくありません。

【iPhone対応】遺言書・エンディングノートおすすめアプリ5選(App Store対応)

iPhoneのApp Storeからダウンロードして使える遺言書・終活関連アプリを厳選して紹介します。それぞれの特徴を把握し、自分のライフスタイルに合ったものを選んでください。

AIユイゴン Well-B|話すだけで遺言が形になる最新AIアプリ

AI技術を活用した遺言書作成サポートアプリです。音声入力やAIとの対話形式で、自分の想いや財産の状況を伝えるだけで遺言のひな形を生成します。専門用語への不安がある方や、何から書き始めればよいかわからない方でも取り組みやすい設計です。こんな方におすすめ:AIとのやり取りに抵抗がなく、遺言の内容整理にかかる時間を短縮したい方。

らくつぐ(N-first)|チャット形式で簡単にひな形を作成

司法書士事務所N-firstが監修・提供する遺言書作成サポートアプリです。チャットボットの質問に画面をタップして回答していくと、法律的な形式に沿った遺言書のひな形が完成します。

App Storeの評価:★3.7(12件・2026年5月時点)

ユーザーレビューには「チャット形式でひとつずつ質問に回答していく流れで、気がつけば遺言書ができあがりました。自分の場合は5分程度で作成できました」(2020年9月投稿)という声があり、手軽さが評価されています。

主な機能:

  • オーダーメイド遺言(有料):個別の状況に合わせた遺言作成をN-firstが対応
  • 遺言書必要度診断:チェック項目をタップするだけで必要度を診断
  • お役立ちコラム:相続・遺言に関する解説記事を掲載

アプリ上での作り直しは何度でも無料です。ライフステージの変化に合わせて内容を更新できる点も魅力です。

【注意点】 このアプリで出力されるのはPDF形式のひな形です。自筆証書遺言として法的に有効にするには、このPDFを見ながら全文を手書きで書き写す必要があります。

わが家ノート by MUFG|資産管理や家族共有機能が充実

三菱UFJ銀行グループが提供するエンディングノートアプリです。遺言書のひな形作成にとどまらず、銀行口座・不動産・保険証券などの資産情報を一元管理し、家族と共有できる機能が充実しています。デジタル遺産の管理という観点からも実用的なアプリです。

こんな方におすすめ:複数の金融資産を持つ方、家族への情報共有を重視する方。

Husime.com「デジタル遺言書」|ブロックチェーンで安全に保存

ブロックチェーン技術を活用した遺言書作成・保管サービスです。一度記録した情報を第三者が改ざんできない仕組みで、端末が故障しても遺言の内容が消失しません。

主な機能:

  • ライフストーリー機能:遺言に加えて自分史の作成も可能
  • 音声入力機能:アプリの音声ガイドに従って入力可能
  • ブロックチェーン保管:データの改ざんや消失を防止

こんな方におすすめ:データの安全性・永続性を最優先したい方。

LINE「タイムカプセル」|身近なツールでトーク感覚で記録

普段使いのLINE上で利用できる終活サポートサービスです。トーク感覚で遺言内容を記録でき、簡単な質問に答えるだけで残すべき情報を案内してくれます。

主な機能:

  • SSL暗号化通信:第三者によるデータの盗聴・改ざんを防止
  • 逝去後の情報開示設定:死亡証明書類の確認後に情報を開示
  • パスワード設定:任意でパスワードを設定可能

こんな方におすすめ:新たなアプリをインストールせず、使い慣れたLINEで手軽に始めたい方。

【選び方のコツ】各アプリの料金体系とiPhoneでの操作性

アプリ名基本料金対応環境特徴
AIユイゴン Well-B無料(一部有料あり)iPhone / AndroidAI・音声対話で入力
らくつぐ無料(有料オーダーメイドあり)iPhone / Android司法書士監修・チャット式
わが家ノート無料iPhone / Android資産管理・家族共有機能
デジタル遺言書無料Webブラウザ(スマホ対応)ブロックチェーン保管
LINEタイムカプセル無料LINE対応全端末LINE内で完結

どのサービスも基本機能は無料です。まず複数を試してみて、使いやすいと感じるものを選ぶとよいでしょう。

iPhoneで遺言書アプリを使うメリット・デメリット

iPhoneで遺言書アプリを利用する前に、メリットとデメリットを正確に把握しておきましょう。

メリット①:無料で手軽に作成・修正ができる

行政書士・司法書士・弁護士などの専門家に遺言書の作成を依頼すると、内容の複雑さにもよりますが数万円以上の費用が発生するのが一般的です。一方、遺言書アプリの基本機能はほぼ無料で提供されており、費用面のハードルが低い点は大きな利点です。

また、iPhoneさえあればいつでも・どこでも作成・修正できるため、まとまった時間を確保しにくい方でも取り組みやすい点も魅力です。

メリット②:家族へのメッセージを動画・音声で残せるアプリもある

一部のアプリでは、文字による遺言内容に加えて、家族へのメッセージを音声や動画で記録しておく機能が備わっています。これらは法的効力を持つものではありませんが、遺族への心理的なケアという観点では大きな価値があります。エンディングノートとして活用したい方にも適しています。

デメリット①:そのままでは法的効力がない

最も重要な注意点です。アプリ上で作成・保存した遺言内容は、紙に全文を手書きし、日付・署名・捺印を添えることで初めて法的な自筆証書遺言となります。アプリのデータを印刷したものをそのまま遺言書として提出しても、法的な効力は認められません。

法的効力をより確実に担保したい場合は、公正証書遺言の作成も選択肢になります(詳細は後述)。

デメリット②:アプリのサービス終了やデータ消失のリスク

遺言書アプリは民間企業が運営しているため、経営判断などによってサービスが終了するリスクがあります。その場合、アプリ内に保存していたデータが失われる可能性も否定できません。

対策として、アプリで作成した内容は定期的にPDFに書き出すか、紙にプリントしてバックアップを残しておきましょう。デジタルデータだけに依存しない二重管理が安心です。

デジタル遺産に注意!iPhoneユーザーがやっておくべき設定

遺言書アプリの活用と並行して、「デジタル遺産」への備えも進めておく必要があります。

株式会社GOODREIが2025年9月に発表した調査によると、過去5年以内に相続を経験した方のうち約75%が何らかのデジタル金融資産(ネット銀行・証券など)を相続しており、故人が40代以下の場合はその割合が100%に達するという結果が示されています。(出典:GOODREIプレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000147234.html)

また、楽天インサイト株式会社が2024年1月に実施した調査では、「デジタル遺品」という言葉の認知度が50.6%に達し、前年同時期から3.4ポイント上昇したことが報告されています。スマートフォンやデジタルサービスの普及にともない、デジタル遺品整理へのニーズが高まっていることがわかります。(出典:楽天インサイト調査 https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/tengoku/1604509.html)

これらのデータが示すように、iPhoneユーザーにとって遺言書の準備とデジタル資産への対策は、もはやセットで考えるべき課題です。

ネット銀行やサブスクのパスワード管理の重要性

iPhoneのFace IDやパスコードによるロックは強固なセキュリティを備えていますが、その堅牢さが裏目に出るケースがあります。死後に遺族がiPhoneにアクセスできず、ネット銀行やオンライン証券の財産が放置されるトラブルが報告されています。

専門企業「株式会社GOODREI」は、故人のiPhoneやPCの解析から、クラウドストレージやオンライン口座に残る財産の調査まで行う「デジタル資産バトン」サービスを展開しており、月に数件の依頼が寄せられています。同社は、生前に遺言アプリやエンディングノートへ「どこにどんなデジタル資産(IDとパスワード)があるか」を記録しておくことの重要性を、実際の相続現場から発信しています。(出典:https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/tengoku/1604509.html)

iPhoneの「メモ」アプリや専用のパスワード管理アプリを使って、ネット銀行・証券・サブスクリプションサービスのIDとパスワードをエンディングノートに記録し、信頼できる遺族が確認できる場所に保管しておきましょう。

Appleの「故人アカウント管理連絡先」機能とは

iOS 15.2以降のiPhoneには、「デジタル遺産プログラム(故人アカウント管理連絡先)」という標準機能が搭載されています。生前に家族などを連絡先として登録し、専用の「アクセスキー」を発行・共有しておくことで、死後に遺族がAppleアカウントのデータにアクセスできるようになる仕組みです。

設定手順:

  1. iPhoneの「設定」を開く
  2. 画面上部の自分の名前(Apple ID)をタップ
  3. 「サインインとセキュリティ」を選択
  4. 「故人アカウント管理連絡先」を設定し、家族を追加してアクセスキーを共有

遺族はこのアクセスキーと死亡証明書(戸籍謄本など)をAppleに提出することで、故人の写真・メモ・メールなどに読み取り専用でアクセスできます。アクセスできるデータの範囲はAppleの定める条件によります。

遺言書アプリの活用と合わせて、この設定をできるだけ早めに行っておくことをおすすめします。(出典:Apple公式サポートページ https://support.apple.com/ja-jp/102631)

遺言書を書くべき人の特徴と、適切なタイミング

遺言書アプリを使う前に、「自分は遺言書を書くべき状況にあるか」を確認しておきましょう。

財産が多くある場合・引き継ぐ相続人が多い場合

不動産や預金・株券などの金融資産を多く保有している方、または遺産を引き継ぐ相続人が多い方は、遺言書の作成を検討してください。

遺言を残さない場合、相続人間で遺産分割協議を行う必要があります。財産が多く、相続人の数が多いほど協議が難航するリスクは高まります。事前に遺言書で分割内容を明確にしておくことが、家族間のトラブル予防につながります。

自由に引き継ぐ人を選びたい場合

遺言がない場合、民法で定められた法定相続人のみが遺産を引き継ぎます。たとえば、配偶者・子・孫がいる場合、法定相続人は配偶者と子のみです。孫へ遺産の一部を渡したい場合は、遺言書で孫を受遺者(遺言で財産の分与を受ける人)として指定する必要があります。

法定相続人以外の方へ財産を渡したい場合は、遺言書の作成が必須です。

遺言作成のタイミングは「認知機能が低下する前」に

遺言書はいつ作成しても構いませんが、認知症を発症し、認知機能が低下する前に完成させることが重要です。

認知機能が低下した状態で作成された遺言書は、「作成時に意思能力がなかった」と判断される場合があります。その場合、遺言無効確認訴訟へと発展し、裁判所から無効判決を受けるリスクがあります。退職・大きな病気の発覚など、人生の節目のタイミングで遺言書アプリを活用してみてください。

必見!遺言アプリを使う前に用意するべきもの

遺言書アプリをiPhoneで使い始める前に、準備しておくことがあります。まず、自分の財産状況を把握することが最優先です。預金と自宅のみであれば特別な調査は不要ですが、別荘やマンション、株券・投資信託など複数の金融資産を保有している場合は、アプリへの入力前に整理しておきましょう。

財産目録の作成でスムーズな遺産分割を

財産目録とは、自分が所有する全財産の一覧表です。法的な作成義務はありませんが、作成しておくことで遺言書の内容が詳細かつ公平になり、相続人間のトラブル防止にも役立ちます。

財産目録に記載しておきたい主な項目:

  • 不動産(所在地・面積・評価額)
  • 預貯金(銀行名・口座番号・残高)
  • 株式・投資信託(証券会社名・銘柄・数量)
  • 生命保険(保険会社名・証券番号・受取人)
  • デジタル資産(ネット銀行・暗号資産・各種アカウント情報)
  • 負債(借入金・ローンなど)

デジタル資産についてはIDとパスワードも合わせて記録しておくと、遺族が相続手続きをスムーズに進めやすくなります。

アプリ作成後はどうする?法的に有効な遺言書にする手順

遺言書アプリでひな形が完成したら、次のステップへ進みましょう。

アプリのひな形を紙に書き写す(自筆証書遺言)

アプリで作成したひな形を法的な遺言書にするには、全文を自筆(手書き)で紙に書き写し、署名・捺印する必要があります。

自筆証書遺言の主な要件(民法968条):

  1. 遺言書の全文を自筆で記載すること(パソコンによる打ち出しは本文には使用不可)
  2. 作成した日付を自筆で記載すること
  3. 氏名を自筆で記載すること
  4. 押印すること

アプリのPDF出力を手元に置きながら、上記の要件を満たすよう丁寧に書き写してください。なお、財産目録の部分についてはパソコンで作成・プリントアウトしたものに署名・捺印する方式も認められています(2019年施行の改正民法による)。

完成した自筆証書遺言は、法務局の「自筆証書遺言書保管制度」を活用して保管することをおすすめします。この制度を利用すると、遺言書の紛失・改ざんを防げるほか、死後の家庭裁判所による検認手続きが不要になります。

より確実な「公正証書遺言」の作成も検討する

法的効力の確実性を重視するなら、公正証書遺言の作成も選択肢に入れてください。

公正証書遺言は、公証人が遺言者の意思を確認したうえで作成する遺言書です。原本が公証役場に保管されるため、紛失・改ざんのリスクがなく、家庭裁判所での検認手続きも不要です。費用と手間はかかりますが、遺言書アプリであらかじめ内容を整理しておくことで、専門家への依頼をスムーズに進めることができます。

遺言書アプリを「下書きツール」として活用し、最終的に公正証書遺言として完成させる流れが、リスクを最小化する方法といえます。

法的に有効な遺言書の作成・相続のお悩みは専門家へ

遺言書アプリはiPhoneで手軽に始められる有効なツールですが、「この内容で法的に問題ないか」「公正証書遺言にすべきか」「相続人間のトラブルを防げるか」など、個別の判断が必要な場面は少なくありません。そのような場合は、相続のプロフェッショナルである「相続診断士」への無料相談をご活用ください。

【無料相談】相続に関するお悩みは相続診断士へ

相続は十人十色、十家十色の事情や問題があるもので、その解決策は一通りではないものです。

本記事で抱えている問題が解決できているのであれば大変光栄なことですが、もしまだもやもやしていたり、具体的な解決方法を個別に相談したい、とのお考えがある場合には、ぜひ相続のプロフェッショナルである「相続診断士」にご相談することをおすすめします。

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