「相続って難しい…」そんな想いから始まりました。
私の父とその兄(叔父)は、20年以上も絶縁状態にありました。
年賀状も電話もなく、顔を合わせることすらない関係。
それでも、私はずっと心のどこかで思っていました。
「このまま、言葉も交わせないまま最期を迎えていいのだろうか?」
父は東京に、叔父は地方に住んでおり、接点は皆無でした。
けれど、偶然にも妻の実家が叔父の住む街から車で1時間の場所だったのです。
それをきっかけに、私一人で少しずつ叔父の家を訪ね、関係を築いていきました。
5年かかりましたが、ある日、父と叔父が握手を交わす場面に立ち会うことができました。
そのとき私は「少しだけ親孝行ができたかな」と感じたのです。
絶縁の原因は「相続」でした。
どちらが悪いわけでもなく、立場や感情のすれ違いが信頼を壊してしまったのです。
この経験を経て私は思いました。
「家族が笑顔で相続を迎えられるような社会をつくりたい」と。
そうして取得したのが「相続診断士」の資格です。
これは民間資格ですが、4万人以上が学んでいる資格で、その基本理念は「笑顔相続の実現」です。
(詳しくはこちら → 相続診断士とは)
相続は、一家族にとってのプロジェクトです。
その成功には「善意の第三者」というファシリテーターの存在が、非常に大きな役割を果たすと確信しています。
「知らなかった」「わからなかった」「自分ではできない」
そんな声を少しでも減らし、家族みんなが納得して次の世代へ想いを繋げられるように。
そのために立ち上げたのが、この『円満相続ラボ』です。
このサイトだけですべてが解決できるとは思っていません。
けれど、ここで“糸口”を見つけられる人が一人でも増えたら──それが私の願いです。
相続・終活が「わかる」「見つかる」「解決する」
『円満相続ラボ』を、どうぞよろしくお願いいたします。
株式会社サステナブルスタイル
代表取締役 後藤 光
