終活って何?終活サービスの内容やおひとりさま終活の違いを紹介!

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終活

終活とは何をすること?

「終活」を辞書で引くと、「終活とは人生の終末を迎えるにあたり、延命治療や介護、葬儀、相続などについての希望をまとめ、準備を整えること。」(小学館、デジタル大辞泉)と書かれています。

人生の終末は高齢者だけに限ったことでしょうか。辞書にも記載がないとおり、人生の終末は生きている人すべての方が対象です。なぜなら、あらゆる手段での交通が便利になったことや天災などによる事故発生により人生の終末を突然、迎えてしまうリスクは少なからずあるからです。

そして、人が誕生するのは両親はもちろんのこと、ご先祖様が存在し、人が生きているのは家族、親族、友人、大切な人、地域や国社会、そして、自然と少なくともいずれかに支えられているおかげです。

「終活」とはすべての方が支えられた人・社会・自然の為に感謝の意を込めて、自分の想いを整理して、亡くなった時の備えをしつつ、その後の人生をより豊かにする活動です。

終活の個別・全体サポート、終活サービスにも種類があります!

終活に対するサービスは備えと豊かに活動することに対し、大きく2種類のサービスの形態があります。

個別サポート

相談者自身がどの分野のサポートが必要かを現状把握しており、各分野に応じた専門の方に依頼し、サポートを受けます。

全体サポート

相談者自身が何をすればよいのか、どの分野のサポートが必要かが分からない、まずは現状把握含め、どの分野のサポートが必要かをコンサルティングしてもらい、サポートを受けることができます。コンサルタントは必要に応じ、各専門分野の方につなげ、その後も相談者をサポートします。

全体サポート含む、一部の分野で個別サポートをするサービスもあります。

終活サービスでできることとは?具体例とともに解説

終活サービスでできることの具体例をお伝えする前に非常に大切なことがあります。

第一に今後の人生を送る上で自分のまわりに信頼できる人、頼れる人がおられますか。一度、静かな場所で目を閉じてみて、冷静に考えてみて下さい。

ここでは自分のまわりに信頼できる人、頼れる人がいない、もしくはいるけど、頼りたくないという増加傾向の”おひとりさま”の方の備えとしてサービスの具体例を挙げます。

もちろん、”おひとりさま”ではない方に対しても大切な備えですので、少しでも不安がある方はまずは終活や相続のコンサルタントにご相談されることをお薦めします。

(1)生活の備え

人生を送る上で一番肝要な備えとしてはやはり普段の生活ではないでしょうか。充実した人生を送る為には社会とのつながりを保つことが大切です。

生涯現役で働くこと、自治会やボランティア活動に参加すること、気が合う仲間と交流することなど、元気なうちはいろいろ工夫の余地はあります。

学生時代の友達に連絡してみたり、自分の祖先のルーツの場所に旅行に行ってもいいかもしれませんね。

趣味でのつながりもありますが、もし、現役引退後に体力を要する趣味を始めようと考えておられる方は怪我なく、長続きする為にも引退後ではなく、少しずつでも今から始めることをお薦めします。

社会とのつながりをサポートする相談窓口としては市区町村が設置主体となっている地域包括支援センターや社会福祉法人の一つである社会福祉協議会があります。

(2)介護の備え

要介護となる原因は「認知症」が最も多く、次いで、「脳血管疾患(脳卒中)」で突然、要介護となるリスクがあります。

要介護となった場合は要介護認定の手続き(要支援1~2、要介護1~5の7段階に分けて認定)を行い、自宅で暮らす場合と施設で暮らす場合の二通りがあります。

自宅で暮らす場合(在宅介護)

支えて頂くのは介護に関すること全般の相談にのって頂けるケアマネージャーと医師やケアマネージャーなどとの窓口となるキーパーソンです。

備えとしては自宅の住まいの環境をリフォームすることで特に浴室・トイレ・玄関は配慮が必要となります。

施設で暮らす場合

大きくは自立状態の方向けである施設と要介護の方向けである施設でそれぞれ民間型と公共型の4つに分かれます。

施設を検討する際に重要なことは費用面の他に入居後も生活の満足度が相応に維持できるかです。

備えとしてはまだ元気なうちから積極的にサービス含め施設の情報を収集し、要介護となった時にどうするか心を固めておくことが大切です。

また、本人の健康状態などを見守る「見守り委任契約」や判断能力はあるが、病気で身体が不自由な為、銀行でのお金の払い出しや賃貸不動産の管理を代行してもらう「財産管理委任契約」等の委任契約を信頼できるNPO法人等の団体や相続コンサルタント及び各専門仕業と委任契約を結んでおく手段もあります。

(3)認知症の備え

要介護となる原因の第一位である「認知症」は増加しており、予備軍を含めれば65歳以上の4人に1人の割合といわれています。

認知症は日常生活面のリスクと財産管理面のリスク、そして、症状により各種契約ができないことになります。これをサポートしてくれる制度が成年後見制度であり、サポートしてくれる人が後見人です。

後見人は認知症の方の為に「財産管理」と「身上看護」の役割と責任をもちます。

成年後見制度は認知症になった後の「法定後見」と、なる前に契約する「任意後見」があり、後見人が第3者専門職を選ぶ傾向であり報酬費用も家庭裁判所が決めることから法定後見ではなく、認知症になる前の「任意後見制度」の活用が認知症の備えとして今後、ますます普及していくと思われます。

また、この任意後見制度を活用するには介護の備えの委任契約と同様、信頼できる団体や仕業と任意後見契約を結びます。

認知症について学びたい方は認知症サポーターになられてはいかがでしょうか。

認知症サポーターキャラバンは認知症の人と家族への応援者である認知症サポーターを全国で育成し、認知症になっても安心して暮らせる町づくりを目指しています。

(4)長生きの備え

人生100年時代、老後の不安と言えば、「年金だけでは、老後資金が夫婦で2000万円不足する」という2000万円問題。長生きの備えとして大切な老後資金、みなさん不安はありますでしょうか。

どれだけの老後資金が必要かは人それぞれ異なります。不安な方はまず、資産及び収支の現状把握をした上で最低老後資金にいくら備えればよいか、一度シミュレーションしてみて下さい。

その上で今後、資産が底をつくまでの資産寿命を伸ばす為にどうすればよいか考え、実行し、定期的にチェックすることが大切です。

方策として支出面では一度、出来る限り、倹約してみて2~3ヵ月過ごしてみて、その中で気持ち的に不満が残る部分があれば、それはその後、支出してみてよいと思います。

収入面では現役(働くこと)を長くすること、そして、長期の資産運用を考えてみるなど、いずれにしても国や地方自治体に頼るのではなく、自助努力が大切です。

老後資金や資産運用などのお金についてのご相談は信頼できるファイナンシャルアドバイザーがサポートします。

 

(5)終末期医療の備え

終末期に延命治療などの医療措置の同意に関しては本人に意識がない場合は、親族が延命措置の判断をするのが一般的ですが、その判断をすることは親族としてはつらい経験です。おひとりさまとしても終末期医療の意思を遺しておくことが大切です。

備えとして意思を遺す手段は尊厳死宣言書やエンディングノートがあります

(6)死後の備え

死を迎えると、その一報をだれに伝えるのか、遺体の安置場所はどこにするのか、葬儀や納骨、そして、お墓などの供養はどうするのかについても意思を遺しておくことが大切です。

備えとしては意思を遺す手段はエンディングノートやおひとりさまの場合、亡くなった後のことについて誰かにお願いする契約である「死後事務委任契約」があります。

後見人は本人が亡くなれば、その役目を終えますので、「死後事務委任契約」は引き続き、任意後見人もしくは友人、信頼できる相続コンサルタント及び各専門仕業と委任契約を結んでおく手段があります。

(7)遺品整理の備え

元気なうちに住まいの中を整理する生前整理は余生をより良く生きることで重要で、是非、実践していきたいものですが、死を迎えると、最期の住まいに衣服、日用品、電化製品、家具、仏壇など、さまざまなものが残ります。

この遺品整理をどうするのかも備えとしては必要で「死後事務委任契約」に盛り込むことの手段はあります。

委任契約の受任者は遺品整理をする専門業者に委託することになりますので、遺品をだれかに譲りたいことや仏壇の魂抜きとお焚き上げをどうするかなど、希望を伝えておくことが大切です。

(8)相続の(争族とならない)備え

亡くなった後、遺された財産は、相続人に分配されることになりますが、遺産相続でもめごととなる「争族」が多くなっています。

「資産額が多くないからもめごとにならないよ」と考えてる方、家庭裁判所への相続関連の相談は10年前の2倍に増加しており、遺産分割・訴訟割合の資産額は5000万円以下で約75%を占めているのが現状です。財産が少なくて大丈夫なのは相続税であり、全ての方に争族となる可能性があり、100人いれば100通りの相続があり相続に対する正しい準備と助言が必要な時代です。

遺すものは財産だけでしょうか?

大切な家族の為に知恵と時間と情熱をかけた命の証である財産。その財産が元で家族・親族が揉めてしまわないように是非、想いを遺す笑顔相続実現に向けて備えてほしいこと、それは、遺言です。

特にこどものいない夫婦やおひとりさまは法定相続上、被相続人の父母や兄弟にも相続人として範囲が拡がりますので、遺言がないと遺産分割協議で揉めるリスクが高くなります

遺言が書きづらい方は笑顔相続ノート(エンディングノート)をまずは作成してみて下さい。

「笑顔相続ノート」は、自分にもしもの事があった時のためや、伝えておきたい事をかいておくノートの事です。

「愛する人への想い」「財産情報」「希望」も記入できるようになっています。感謝の気持ちを再認識しながら、自分自身の人生をより豊かにする生きるための「自分史」としてご活用頂けます。

遺言の作成は信頼できる専門仕業、そして、遺言及び笑顔相続ノートの作成サポートは信頼できる相続コンサルタント、一般社団法人相続診断協会の相続診断士がサポートします。

終活サービスはどんな人に向いている?

終活は人生と同様、100人いれば、100通りのケースがあり、また、中には法的なことやその手続き、そして、終活に携わってきたからこそのプロの経験による第3者的なアドバイスができる点があります。

自分一人で終活の全てのことをやろうとすると法を犯す法的リスクや労力を費やす時間リスク、やりたいと思っていたことができず、不十分な対応しかできないリスク、そして、自分の経験則だけでの主観的リスクがありますので、客観的視野をもち、自分で全てやろうとしないと気がすまない人以外は少なからず終活の勉強をする意味でもいずれかの勉強やサポートのサービスは必要です。

特に以下の方におすすめします。

・何をすればいいのかわからない方

・終活経験の相談する人が周りにいない方

・時間がない方

・専門分野の意見を聴いて安心しておきたい方

本人のみならず家族のためにも!終活サービスのメリットとは?

改めまして、「終活」とはすべての方が支えられた人・社会・自然の為に感謝の意を込めて、自分の想いを整理して、亡くなった時の備えをしつつ、その後の人生をより豊かにする活動です。

自分の想いを整理して伝える・残すことで、残された家族もご本人様の意を組んで行動することができますし、自分自身も人生でやりたいことを目標に過ごせ、人生がより豊かになるものと信じています。

おすすめの終活サービスを紹介!

○Living with smile

笑顔をたやなさい生活をひろげる理念のもと、兵庫県三田市を中心に近隣府県で相続コンサルタント&ファイナンシャルアドバイザー&生活サポーターとして事業を推進しているLiving with smileでは終活・相続、そして、お金(資産形成)、生活のご相談と共に「人生をゆたかにするエンディング(笑顔相続)ノートの書き方講座」「人生を豊かにする資産形成講座」等のセミナー活動を行っています。

相談者自身が何をすればよいのか、どう対応すればよいのかなどの不安やご相談に対して、まずは現状把握含め、相談者の想いをヒアリングさせて頂き、問題点の抽出&対策をコンサルティングさせて頂き、ご安心につなげるよう最善かつ優良なアドバイスを致します。お気軽にご相談下さい。

【無料相談】相続に関するお悩みは相続診断士へ

相続は十人十色、十家十色の事情や問題があるもので、その解決策は一通りではないものです。

本記事で抱えている問題が解決できているのであれば大変光栄なことですが、もしまだもやもやしていたり、具体的な解決方法を個別に相談したい、とのお考えがある場合には、ぜひ相続のプロフェッショナルである「相続診断士」にご相談することをおすすめします。

本サイト「円満相続ラボ」では、相続診断士に無料で相談できる窓口を用意しております。お気軽にご相談ください

この記事を書いたのは…

大西 寛

上級相続診断士、ファイナンシャル・プラニング技能士、法務大臣認証裁判外紛争解決事業者 登録調停人 / Living with smile  代表

大西 寛(おおにし ひろし)

約20年間電機メーカーでエンジニア&プロジェクトリーダーを経て
経営者である母親の介護含め、家業の手伝いをし始めてすぐに母親が亡くなり、
相続に直面したことをきっかけに開業。
ビールと登山と家族をこよなく愛する、3児の父。
これまでの実経験による終活&相続、お金(資産形成)、生活サポートを専門に
~人生をゆたかにする 笑顔とともに~を理念として
ご相談者の想いに寄り添いながら不安解消と問題解決をはかるコンサルタントを行っています。

サイトURL:https://souzokushindan.com/sys/up_consultant/hyougo_h_oonishi/

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