終活は50代から始めるべき?終活の上手くいくコツや注意点を解説!

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終活

終活とは?自分の死とポジティブに向き合おう!

終活といっても年齢は関係ないと思います。ある日突然事故に遭って意識不明になってしまうかもしれません。いくら自分では注意しても運転していて停車しているときに後ろから追突されて、事故に遭遇するかもしれません。

身の回りの整理整頓と、どこに何があるのか分かりやすくしておく事、書き留めておく事はいつの時代も大切なことではないのでしょうか。

終活のメリット・デメリットとは?

終活と聞くだけで現実逃避したくなる人も多いかと思います。

では、なぜ必要なのかメリット、デメリットをあげてみたいと思います。

終活のメリット

一番のメリットは残されたご家族の負担をなくしてあげられることではないでしょうか。

また、ご家族の揉め事の原因をなるべく少なくしてあげることができると思います。

まずは、携帯電話の暗証番号毎月定期的に引かれているお金にまつわることの整理をしましょう。

銀行や証券会社、保険会社、クレジットカード会社など、どこに取引があるのか分かるようにしておく事が、あなた自身の財産であり大切なものを見つけてもらえやすくなります。

要らないものを捨てていく決意も必要ですね。いわゆる断捨離です。大切なものとそうでないものはご本人でないと分かりません。

お写真も山ほどあってもどれが大切なものなのか、お子様やご家族にはわからないと思います。

山ほどの書類が残ったままだと、大切な手紙や相続すべきものが廃棄処分されてしまうかもしれません。

絵画や掛軸なども、どれが価値あるものなのか分からずゴミにしてしまう可能性があるため、大切なものや後々引継いでもらいたいものは、分かるように印をつけておくこともできます。

医療に関しても、かかり付けのお医者様のことや、介護状態になったらどうしてほしいのか、葬儀やお墓のこともどこでどうやるのかなども、ご家族が分かるように準備をしておく事ができます。

資産に関して特に不動産をお持ちの方は一つであれば分けられる財産ではないので、誰に渡したいのか遺言書などに書き記しておかないと揉め事の原因にもなります。

 

必要なことはエンディングノートに記載しておき、合わせて遺言書を書いてご家族に書いたことを伝えておく事もできます。

これらをまとめると、物の整理をしながら心の整理もでき、今まで生きてきたことを振り返ることで、今後の人生をどうやって生きていくのか目標もでき、安心して過ごすことが出来るのでしょう。

終活のデメリット

そもそも終活という文字を見ると死を考えてしまうようで、落ち込んでしまう場合もあります。現実から目を背けたくなる日々が続き、憂鬱になってしまうなど、心の問題が出てきます。

しかし、何も残さないと、何がどこに何があるのか探すことから始まり、ご家族が混乱してしまいます。

今はネット銀行やネット証券など郵便物や通帳などで残っていない物は、書き記しておかないと見つけられない場合があります。

死亡保険や医療保険などはご家族の誰かに入っている事を知らせておかないと、交通事故で意識不明や認知症になった時に病院に入院した場合も保険金請求をしないで終わってしまうかもしれません。

保険証券もだれが受け取りなのか、受け取る人に存在していることを知らせておかないと、未請求になってしまう可能性があります。

「介護が必要になった場合誰に見てもらいたいですか」「認知症が進んだときどうしたいですか」などを、ご家族にお話ししておくか、何処かに書き記しておかないと、ご自身の意図しないことになってしまうかもしれません。

これらのことから、まずはご家族が迷うことなくできる下準備をしておく事で、後世も家族円満暮らしていけるのではないでしょうか。

50代からの終活が良い理由とは?

50代だとまだ仕事もバリバリやっている時期ですが、だからこそ終活ができる年代だと思います。

判断力や活力のあるうちにまずは断捨離から始めるといいですね。部屋の大荷物も運びだそうと思える年代もこの頃ではないでしょうか。

片づけが始まると、自然と心の整理もできてきますから、仕事の整理と心の整理ができるそんな時期だと思います。

銀行や証券会社の整理、クレジットカードの整理、デジタル遺品といわれるいわゆるネットを介しての取引なども億劫にならずに進めることが出来るのではないでしょうか。

50代の終活で皆がやるべきこと5つの事

1、財産の管理 土地・不動産・現預金・株式などの整理や一覧表を作っておきましょう。

2、デジタル遺品 こちらにはデジタル資産も入ってきます。 ネット銀行・ネット証券・暗号通貨などの資産も含め、携帯電話のログインから始まり、Line、Twitter、フェイスブック等、年会費も取られている各種サービス等、遺品となったデジタル機器に保存されたデータやインターネット上の登録情報等のログインIDとパスワードの整理などもしておくことが大切です。

3、クレジットカード・ポイントカードの整理 何枚も出てくるクレジットカードですが、どれが必要なのかまとめて、必要ないものは解約の手続きをしておきましょう。限られた枚数であれば、亡くなった後に請求が来るのも直ぐに把握することが出来ます。 ポイントカードも一つケースに入れておくなど判り易くしておきましょう。

4、医療関係 身体の事やかかりつけの病院や担当医、介護や認知症になった場合どうしたいのかを書き留めておくことも必要です。

5、お葬式やお墓のこと 墓終いしているところも近年多くなっております。 ご家族やお子様にどうしてほしいのか、事前にご家族で話し合っておく事が大切です。

以上の事などを分かりやすく記載できる手段の一つとして、エンディングノートがあります。

それと併せて遺言書を書いておく事も、揉める原因を一つでも少なくする手段となります。まだまだ活動できるうちにやっておくことで、ご家族の意識も変わってくる事でしょう。

50代既婚者の終活でやるべきことって?

配偶者に何かあったら、これを見ればすぐに分かるようにしておくメモがあると便利です。

そのためにはエンディングノートは最適だと思います。

病気になったらどこまでの手当てをするのか、銀行口座や証券会社、保険会社など、折角あるものが引き継げないことこそ、悲しいことはありません。

最初に携帯の暗証番号が分かるようにしておくと、様々な履歴を見る事ができます。

メールも確認できますし、大切な友人や取引先様にお知らせする事も出来ます。

まずは、ログインIDやパスワードなどのヒントを書き記しておくことが必要となります。

ネット社会のため、通帳のないネット銀行・ネット証券会社、ネット取引所などもそうです。海外に口座や直接開設した海外生命保険や積立型など、海外資産は共有名義で手続きしていない場合の解約にはかなりの時間を要してしまいます。そんな暗証番号なども一つにまとめておく事が大切です。

50代おひとりさまの終活でやるべきこと

亡くなった後の財産を誰に渡すのか決めておく事、おひとりさまの財産は誰も相続人が居ない、若しくは誰も見つからない場合は国庫に納められることになります。おひとりさまには様々な問題があります。渡したい人がいたら遺言書と併せて遺言書通りに執り行われることが出来るように、遺言執行人を決めておくことも必要です。

もし急に倒れた時、近くですぐ駆けつけてくれる親戚やお友達はいらっしゃいますか。救急搬送された場合、誰が病院に来てくれるのか、考えたことはありますか。

身元保証サービスといわれるシステムをご存知ですか。

病院への入院時や高齢者施設に入居時の「身元保証人」を親族に代わり代行するサービスもありますから、お近くで探しておく事もお勧めいたします。

パソコンや携帯のデータなどのデジタル遺品の問題もあります。

他人に見られたくない大切な物など確実に消去してもらうサービスもあります。親族や他人が見る前に消してほしいものをエンディングノートに書いておくことや、予め契約しておき、そこに記載してある物を消去するというサービスです。

デジタル遺品も含め、生前に亡くなった後(死後事務)に関しての葬儀や埋葬の事、家財整理や、大切なペットの事なども含め予め生前からお願いしておく民間サービスがあります。

終活を始めるには?終活が進むコツや注意点を解説!

1.まずは必要なものとそうでないものに分ける 

まずは必要なものとそうでないものに分けて、明らかに使えないものや使わないものは箱に入れて区別します。

身の回りの整理整頓、断捨離をする事からはじめませんか。

大切なものと捨てるものを区別する事から始めましょう。

物にあふれてしまうと、整理整頓も出来なくなり、それは頭の中も同様の状態になってしまいがちです。

洋服を買ったら、その枚数分を処分する勇気を持ちましょう。

購入する前にまず、それが本当に必要なものなのかどうかを考えてみることが必要です。

2.買取査定を利用する

3年間着なかった洋服をまずは1つの箱に入れておきましょう。その翌年も着なければ必要ないことになりますので、メルカリで販売したり、買取専門業者にもっていくこともお勧めです。

ギフト商品が貯まっている場合も一つの箱にまとめて洋服同様に処分してしまう方がスッキリします。

3.捨てる勇気をもつ

写真や思い出の品はどれが大切なのか分かるようにしておきたいです。

例えば、写真は100枚だけ厳選したものを選んでアルバムにいれて、それ以外は処分する勇気を持ってください。

冷蔵庫や食品庫も確認してみてください。非常食用に購入していたものでも消費期限が切れているものは無いでしょうか。

どれが大切なものなのか、品物があふれているとご家族は大切なものを探し出すだけでも一苦労です。

反対に大切な物の価値が分からず捨ててしまう可能性もあります。

先ずは動ける内に常日頃の整理整頓と、購入するときは必要最低限にしておく癖をつけると良いのではないでしょうか。

毎日のあなたの行動が、今後数十年先まで続くのですから。

終活をすることによって、今後あなたの人生がもっとよりよく生きる為の指針が出来るキッカケとなるのではないでしょうか。

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この記事を書いたのは…

昆 充芳

笑顔相続サロン®新潟TUNAGU みんなの相続診断士事務所代表 MFC合同会社代表社員

昆 充芳(こん みよし)

相続診断士・終活カウンセラー・ファイナンシャルプランナーなどの資格を持ち相続にまつわるお困り事を頼りになる各相続に関する専門士・士業達とチームを組み生前の贈与・遺言書から相続発生までワンストップでトータルにサポートしております。相続に関する相談を誰に頼んだら良いのか判らない時には是非ご相談ください。
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